Re-Creation for Sustainable society

持続可能な社会に向けた再創造

小さな輪がより良い社会を創る

社名の由来でもあるスローガン「Re‑Creation Sustainable society(持続可能な社会に向けた再創造)」には、
今あるものに新たな価値を見出し、未来につながるかたちへと再構築するという志と、
持続可能な未来を“自らの手で創り出す”という強い意志が込められています。
企業シンボルに描かれた一つひとつのサークルは、小さな循環を表しており、それらが連鎖し広がることで、
やがて大きな社会変革へとつながっていくーこれこそが、私たちが信じ、追い求める「循環の連鎖」です。
この循環が人、企業、地域、そして社会全体へと広がり、人と地球の未来を支える原動力になると、私たちは信じています。
一つひとつの取り組みが、未来への変革を生み出す。
レックスグループは、これからもその連鎖を生み出す起点であり続けます。

トップメッセージ

経営
環境
社会
ガバナンス

Concept of sustainability

サステナビリティの
考え方

レックスグループは、持続可能な社会の実現を目指し、事業活動を通じて環境・社会・経済にわたる価値の創出に取り組んでいます。
重要課題(マテリアリティ)の特定を基盤に、資源の循環や地域社会との連携といった取り組みを一つひとつ積み重ね、未来へとつながる変革の連鎖を生み出すことを目指しています。
同時に、社会や環境の変化、経済状況の変動に柔軟に対応しながら、新たなビジネスチャンスを創出することで、企業としての持続可能性と社会全体の持続可能性の双方を高めることを大切にしています。
また、レックスグループの理念を実現するために、長期ビジョンや中期経営計画を策定し、事業戦略とサステナビリティ戦略を一体的に推進しています。
これにより、日々の取り組みと経営全体の方向性を結びつけ、確かな成長と社会的価値の創造を両立させています。

サステナビリティの考え方

経営理念体系へ

Materiality

マテリアリティ

マテリアリティと
重点領域・
取り組みテーマ

私たちレックスグループは、サステナビリティ経営における「マテリアリティ(重要課題)」を、単なるチェックリストではなく、自社の事業特性や企業文化に根ざした独自の価値創造のテーマとして位置づけています。これにより、他社には真似できない競争優位性を築き、持続可能な社会と企業成長を同時に実現することを目指しています。
また、私たちが掲げる「幸循環未来創造業」という理念は、資源循環・環境修復といったコア事業から生まれたものであり、一般的なESGテーマではなく、自社の強みそのものと直結したマテリアリティを特定し、GRIスタンダードやSDGsなどの国際基準や業界動向と照らし合わせ、社会的期待と整合するかどうかをチェックしています。

マテリアリティ一覧

マテリアリティ 優先取り組みテーマ KPI 関連するSDGs
事業成長 地球環境の保全への貢献 優先取り組みテーマ:・GHG排出量を削減
・資源の有効活用、再生可能エネルギーの推進
・設備改善や環境配慮型設備の導入
・エネルギー効率改善や生産効率向上により環境に配慮した製造体制の強化
・サプライチェーンを含む事業活動全体での環境負荷低減
・生物多様性の保全(ネイチャーポジティブへの貢献)
KPI:・CO2排出量
・再エネ率
・循環型社会、脱炭素社会の形成促進
・生物多様性への配慮、自然との共生
関連するSDGs:
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
技術革新による
イノベーションの
創出と生産性向上
優先取り組みテーマ:・新技術、新事業の立ち上げ
・戦略事業の探索(出資・M&A)
・環境負荷低減、省エネ、省資源に貢献するソリューションの提供
・研究開発体制の強化、知的財産の創出
・DXの推進(業務の標準化・効率化・データ活用)
KPI:・新事業売上比率
・技術開発、技術活用による効率化
・DXを活用した基盤システムの構築
関連するSDGs:
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
安心安全な
サービスの提供
優先取り組みテーマ:・持続可能な原材料調達
・BCP対策
KPI:・未利用資源の活用
・BCPの作成/維持
関連するSDGs:
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
パートナーシップの強化 優先取り組みテーマ:・ステークホルダーとの連携によるイノベーション創出・推進
・サプライチェーン全体の持続可能性強化
・アライアンスパートナーの拡大と成長(技術提携、販路拡大等)
・事業を通じた地域と産業発展への貢献
・各事業拠点地域における社会貢献活動
KPI:・共創による価値の創出
・協働による事業機会の拡大
・地域と産業への貢献
・各地域で社会に根ざした活動継続
関連するSDGs:
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
経営基盤 ダイバーシティ&
インクルージョンの推進
優先取り組みテーマ:・多様な人財活用の実現
・人事制度、キャリア形成プログラムの充実
・労働安全衛生の向上と健康経営の推進
・働きやすく、働きがいのある職場環境の整備
KPI:・多様な人財の活躍
・多様な人財を活かす施策の実行
・労働環境改善の推進
・社員がいきいきと活躍できる状態
関連するSDGs:
  • すべての人に健康と福祉を
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
ガバナンスの強化 優先取り組みテーマ:・グループベースでのコーポレートガバナンスの強化
・コンプライアンスと安定的な財務基盤の強化
・リスクマネジメント
・透明性の向上
KPI:・健全で責任ある経営の徹底
・公正な活動と持続可能な財務の維持
・リスク管理体制の強化
・情報開示
関連するSDGs:
  • 働きがいも経済成長も
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう

マテリアリティの
特定プロセス

レックスグループは、自社の強みを活かした独自性のある課題設定と社会的期待や国際基準に応える信頼性を両立するために、次のマテリアリティを特定しています。
私たちは今後も、このプロセスを通じて「幸循環未来創造業」としての使命を果たし、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

マテリアリティイメージ図

マテリアリティプロセス

【戦略的アプローチ ― 二段階のプロセス】

1.社内での特定 ー コア事業や現場の知見に基づき、自社ならではのマテリアリティを設定します。
2.外部の視点による進化 ー 有識者アドバイスやステークホルダー対話を通じて内容をブラッシュアップし、透明性と信頼性を高めます。

Sustainability strategy

サステナビリティ戦略

レックスグループは、「Re‑Creation Sustainable society(持続可能な社会に向けた再創造)」というスローガンのもと、社会のサステナビリティとグループの持続可能性を両立させる経営を推進しています。長期ビジョン「VISION2030」では、GX(グリーントランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)を融合させたエコシステムの構築と、資源循環産業を牽引する企業として事業活動を通じた社会課題解決を目指します。

サステナビリティ戦略イメージ図

Management system

マネジメントシステム

レックスグループは、CSRと事業活動の統合的な推進を目的に、「ビジネス」「環境」「労働安全衛生」の3つのマネジメントシステムを基盤とした運営を行っています。
各社が自発的に取り組み、知見を共有することで、労働災害や環境事故の防止、人材育成、リスク管理において重要な役割を果たしています。
さらに、グループ全体でマネジメントシステムを統括することで責任の明確化とガバナンスを強化し、リスク分析を通じて事業継続性と業務効率の向上や持続可能な経営を実現しています。

経営マネジメントシステムイメージ図

認証一覧

レックスグループ各社において、環境マネジメントシステムや労働安全衛生マネジメントシステムの認証を取得しています。

■環境マネジメントシステム

・ISO14001/レックスグループ(対象:レックスホールディングス・レックスSR 摂津工場,北港工場・レックスRF・RTT)
・ISO14001/レックス九州本社,津久見事業所
・エコアクション21/エコプランニング

■労働安全衛生マネジメントシステム

・ISO45001/レックス九州 本社
・安全性優良事業所(Gマーク)/RTT 大阪本社・九州支社

Group environmental philosophy

グループ環境理念

レックスグループは、地球環境の保全が人類の持続可能な発展のために不可欠な重要課題であることを自覚する。よって、環境負荷低減、資源循環の推進、自然資本の維持・回復に務め、環境との調和を図りながら事業活動等を実践し、持続可能な社会の構築に貢献することを環境の基本理念とする。

Commitment to a decarbonized and recycling-oriented society

脱炭素・循環型社会
へのコミットメント

レックスグループは、気候変動が社会と企業の持続可能性にとって最重要課題の一つであると認識しています。
私たちは「循環」と「脱炭素」の両立を目指し、事業活動を通じて温室効果ガスの排出削減と資源循環の拡大に取り組み、低炭素かつ循環型社会の構築に貢献します。

レックスG機構変動対応方針

Biodiversity and natural capital conservation

生物多様性と
自然資本の保全

レックスグループは、生物多様性を含む自然資本の再生・保全が、持続可能な社会の実現と企業の成長の基盤であると認識しています。
私たちは自然資本の価値を重視し、事業活動による環境負荷の低減と地域社会と連携した環境保全活動を推進してまいります。

生物多様性と自然資本の保全イメージ図

Group safety and health philosophy

グループ安全衛生理念

レックスグループは、事業活動等を通じて社会に貢献すると共に、社員の安全と健康の確保を最重要課題と捉え、常に「安心・信頼」の維持向上を図る事が、我々の社会的使命であると自覚する。よって人間尊重の理念のもと、「安全第一」「快適な職場環境」は元より、「現場力の強化」を安全衛生活動の基本理念とする。

Promoting human capital, growth, and job satisfaction

人的資本と成長・働きがいの推進

レックスグループでは、社員一人ひとりを重要な資本と位置づけています。
人的資本への投資は、企業の持続的成長と社会課題の解決に向けた基盤であると考えています。社員それぞれの能力を最大限に発揮し、成長できる環境を整えることで、グループ全体として持続可能な価値創造に貢献してまいります。

人的資本と成長・働きがいの推進イメージ

Creating innovation and improving productivity through technological innovation

技術革新による
イノベーションの創出
と生産性向上

レックスグループでは、循環型社会の実現を支える基盤として、工場や技術を「製造資本」と位置付けています。最新の設備投資と技術革新を継続的に行い、安全・効率的かつ環境調和型のプロセスを確立することで、資源循環の高度化と安定的なサービス提供を実現します。これにより、顧客価値と社会的価値の両立を図り、持続可能な未来づくりに貢献してまいります。

技術革新によるイノベーションの創出と生産性向上簡略図

Contributing to local communities and society

地域・社会への貢献

レックスグループは、事業活動だけでなく社会とのつながりを大切にしています。
地域・社会・未来への価値創造を目指して、資源循環を軸に事業と社会貢献活動を連携させ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

地域・社会への貢献イメージ図

stakeholder engagement

ステークホルダー
エンゲージメント

レックスグループでは、すべてのステークホルダーとの信頼関係の構築を経営の重要課題と位置づけています。
事業活動を通じて築く信頼の連鎖が、社会全体の持続可能な発展につながると考え、ステークホルダーとの共創を通じて、社会関係資本を強化する取り組みを全社的に推進します。

ステークホルダーエンゲージメントイメージ図

Basic governance policy

ガバナンス基本方針

レックスグループは、持続可能な社会の実現に向けた事業活動を推進するため、経営の健全性・透明性・責任性を確保するガバナンス体制を整えています。グループ経営会議による意思決定の明確化、リスクマネジメントによる環境・社会課題への対応、コンプライアンスの徹底、そして情報開示を通じた透明性の確保を四本柱として、グループ全体で統合的に取り組んでいます。
これにより、事業活動と社会・環境課題の調和を実現するとともに、ステークホルダーの信頼を確実なものとし、持続可能な成長を支える経営基盤を築いています。
さらに、経営理念にもとづき、全社員が遵守する行動指針に基づく日々の判断や行動が、ガバナンス体制の実効性を支えています。法令遵守や倫理的判断、環境への配慮など、具体的な行動基準を明確にすることで、透明性・責任性・内部統制の徹底が確実に実現されます。

行動指針へ

Corporate governance system

コーポレート・
ガバナンス体制

レックスグループでは、経営の健全性と持続可能な成長を確保するため、グループ経営会議や取締役会などの組織体制を整備しています。意思決定の透明性と責任の明確化を図ることで、社会・環境課題への対応を経営戦略に組み込み、ステークホルダーとの信頼関係を強化します。

コーポレート・ガバナンス体制図

Risk management

リスクマネジメント

レックスグループでは、事業活動に伴う環境・社会・経済上のリスクを体系的に把握・評価し、早期に適切な対応を行っています。気候変動や資源制約、法規制の変化など、サステナビリティに関連するリスクも含め、グループ全体で統合的に管理することで、持続可能な事業運営を支えています。また、こうしたリスク管理の取り組みを通じて、業務の健全性や効率性を確保し、内部統制の徹底につなげています。

リスクマネジメントイメージ

Compliance promotion

コンプライアンス推進

法令遵守はもちろん、社会的規範や倫理的基準を重視し、全社員が責任ある行動を取ることを推進しています。内部通報制度や教育・研修を通じて、違反行為の予防と早期発見に努め、持続可能な社会への貢献を確実なものとします。また、全社員の行動指針に沿った業務運営は、ガバナンスの実効性を高め、内部統制や透明性の確保にも貢献しています。

コンプライアンス推進イメージ

Ensuring transparency

透明性の確保

経営情報やサステナビリティに関する取り組みを、適時・適切に公開することで、ステークホルダーからの信頼を高めます。意思決定過程や成果の開示を通じて、外部からの監視とフィードバックを受け入れ、持続可能な経営の質を向上させます。

透明性の確保イメージ

経営
環境
社会
ガバナンス

Social evaluation/participating organizations

社会の評価・参加団体

ESG data/various materials

ESGデータ・各種資料