概要

岐阜市北部地区の廃棄物不法投棄現場の廃棄物を原因として発熱箇所を特定および消火方法を提案・実施し、不法投棄現場の原状回復をサポートしました。

課題

  • 廃棄物不法投棄現場撤去作業中に池中で投棄された廃棄物により発熱、火災発生
  • 産業不法投棄廃棄物不法投棄現場における混合廃棄物燃焼範囲の特定および消火

解決策

  • 流体解析により不法投棄廃棄物の堆積層内部温度70度以上の熱源箇所を特定し、注水消火前に熱源下部から水蒸気を吹き込み酸素を追い出すことで燃焼を鎮静化させることをシミュレーションにより確認のうえ、補助消火の提案および実施しました。
  • 熱源下部に水平ボーリングを行い、蒸気ボイラを設置して水蒸気を注入しました。観測孔から酸素濃度計を用いて計測し、熱源箇所の酸素濃度低下を確認しました。
  • 水蒸気消火や注水消火で使用するモニタリング機器(温度計・沈下計の設置)や注水消火で使用する水を循環利用するための水処理設備、沈砂槽を設置しました。